地域外へのお金の流出を避けるために、地域特有の通貨が発行され、その地域内で利用されることで循環させる仕組みが地域通貨と呼ばれており、法定通貨(円)との違いは、国で定められた中央銀行等で発行・管理するお金が「円」で、「地域通貨」は地域の企業や団体、行政などが発行する地域独自のお金のことを言います。 当社は地域通貨を道具として利用し、「地域経済・コミュニティ・市民のウェルビーイング 」の3つの活性化に必要な「円ではない新しい価値観」を創出し、 地元愛と社会貢献を同時に実現する「シビックプライド」を醸成することに取り組んでいます。
地域通貨は、ある「目的」のために発行される「価値」であり、その目的を達成するために「限定」し、 その目的の「メッセージ」を理解した参加者によってのみ利用され運営されることになります。 一方で、「円」は、誰でも、いつでも、どこでも、どんな目的でも利用されます。「円」では地域経済活性化のために、 地域内の店舗での利用に限定したり、「目的・使途」を限定することができないため「便利すぎる円」と捉え、地域通貨は円では実現しづらい「地域・用途・期間」を明確に限定するための有効な道具として考えています。 例えば、用途・期間を限定することで、タンス貯金や賭け事など、予期せぬ方法での使用を防ぐことができます。
地域通貨には大きく「マネー型」と「ポイント型」の2つの型があります。
現金・クレジットカード・銀行振込・商品券などを電子チャージして地元加盟店で使用できる地域通貨を発行します。 ほかにも国や自治体から配布される給付金なども地域通貨で発行されるとさらに大きな域内経済循環が見込めます。
SDGs・ボランティア・買い物・健康増進・SNS発信など、コミュニティー活動に参加し、地域貢献すると同時に、生きがい・やりがいを発見し、心身ともに健康になることを目指しています。 「イイコト」をすることで、基本的には本来経済効果を生まないことが、地域のため、人のためになるという効果につながる仕組みです。
当社では域内消費や健康活動、ボランティア、デコ活、関係人口を増やすことなど、地域で善行をすることを「地イ活」と呼んでいます。 自分の日常生活のなかで、無理せずにできることから善行を行い、「こんなことでいいの?」と思えるくらいの小さなことでも、それが「縁」となり、すなわち地域通貨である善行ポイントをもらえるという考え方が、「地イ活」のコンセプトです。
当社のソリューションである、よむすび®を基盤としたリージョナルスーパーアプリ®(RSA) は、「地域共通プラットフォーム」として地域全体のDXを推進します。 地域通貨を軸に、行政や民間のサービスとの連携が可能なこのプットフォームは、幅広いニーズに応えます。さまざまなサービスを1つのアプリに集約することで、横連携を強化するとともに、シナジー効果を生み出します。 さらに、収集したデータを活用することで、エビデンスに基づいた政策立案に寄与するプラットフォームに進化させていきます。